海外レンタカーの注意事項 - 海外旅行の情報局

海外でレンタカーを運転することはとても勇気がいることです。

しかし、日本で普通に運転できる人であれば、勇気さえあれば簡単にできることであるとも言えます。

もしレンタカーを使うことができれば、海外旅行においての自由行動の範囲がグンと広がりとても楽しくなります。

私は今までオーストラリア（メルボルン4日間、シドニー1日）、タイ（バンコク4日間、チェンマイ（3日間））メキシコ（カンクン7日間）で運転しましたが、大きなトラブルなくレンタカーを利用した海外旅行を楽しむことができました。

しかし、そのためには多くの準備が必要です。何度か海外でレンタカーを運転した身として、どの国かに関わらずやっておいた方が良いことが分かってきましたので、そのポイントをこれから海外でレンタカーを借りてみたい人向けに伝えたいと思います。

標識と信号の意味は全部でなくても良いのでできるだけ覚えてください

日本で言うところの「止まれ」「制限速度」「進入禁止」「駐車・停車禁止」などの重要な標識は必ず覚えてください。また、日本では見慣れないが国により特徴的な標識がありますので、それも把握してください。よくあるのが、Round Abount、Tope（速度を強制的に下げさせるための凸凹。メキシコではTopeと読んでいました）など。

信号については、日本の様に青->黄->赤のように遷移していく国が大半ですが、それだけで安心しないでください。例えば日本では一定方向だけ進行できる場合青の矢印が付きますが、外国では一定方向だけ進めない赤の矢印があったりします。

また、赤信号でも右折（左折）できる国が非常に多いです。これも必ず意識して調べてください。

Youtubeで運転する場所のドライブ動画を見て、イメージトレーニングしてください

例えばシドニー、メルボルン、バンコクなど大きな都市はYoutubeで運転動画（例えばSydney Drive）と調べれば、運転中の動画が簡単に調べられたりします。

これを見て道路状況とか混雑具合、信号の変わるスピードやタイミングなどをイメージしておいてください。かなり役立ちます。

GPSは必ず借りてください

「GoogleMapを使えばいいじゃん」と言う意見もありそうですが、GPSの効果を侮ってはいけません。これは実体験ですが、バンコクではGPSを借りることができずスマホのGoogleMapで運転しましたが、バンコクは並列の道路が多くGoogleMapだと今どちらの道路にいるのかがわからなくなり、ナビゲーションのミスリードが何度も発生し苦労しました。3時間でいけるところを4時間半も掛けました。

また、メルボルンやカンクンでは、自然豊かなところに行くとスマホの電波は入らなくなりました。メルボルンではグレートオーシャンロードに向かう途中、GPSが途中で壊れてしまい、すごく焦りました。

場所によるかもしてませんが、借りた方が無難です。

規則に従うより、安全運転を心がけてください（途上国では特に）

タイやメキシコなんかが当てはまりますが、日本の常識ではありえない運転をよく目にします。規則に従うことだけを考えると逆に危ないです。

例えばバンコクでは混雑している道では車線なんてあってない様なものです。白線が消えてなくなってしまっているケースもあるため、前方との車間距離はきちんと開け、左右後ろとは「ぶつからないように」運転してください。車線の上を走るわけではありません。

対向車線で追い越しを掛けている車が自分の車線を走っているケースもたくさんあります。現地の運転をよく見ていると、追い越しを掛けている車を避けるのが一般的ですので前から来ても焦らずちゃんとスピードを落としたりしながら退いてください。自分が追い越されている場合も路肩に寄せて抜きやすくしてあげてください。（そうでないと無理に追い抜いて来ます。）